転職フェアでは何を聞く？内定者の質問内容は
目次
転職フェアのメリットは採用担当者と直接話せること
転職者向けの大規模な合同企業説明会である転職フェア。
転職フェアには、企業ブースだけでなく、セミナーや講演会、キャリア相談コーナーなど転職活動を支援するブースが用意されており、これからはじめて転職活動をする方にとっては、プロのキャリアアドバイザーやコンサルタントにアドバイスがもらえる有意義なイベントです。
ですが、転職フェアの最大の特徴は”企業の採用担当者に会って直接話しを聞ける”点にあります。
これは特に目当ての企業がある転職希望者にとっては、非常に大きなメリットです。
企業に送る応募書類では、その会社の特徴に触れつつ志望動機を述べた方が良いといわれていますが、通常その手の情報収集はウェブに頼るしか無く、ありきたりな表現になってしまうことも少なくありません。
転職フェアは、ウェブ上では拾えない情報を、採用担当者や現場責任者から直接聞くことができるため、これ以上ない情報収集の機会となります。
今回は転職フェアでの情報収集をより良いものにするために、質問のコツをご説明します。
重要なのは自分が活躍できるかどうか！
転職フェアでの転職活動に限った話では在りませんが、転職先を探すうえで意識しておくべきなのが、転職先の企業で自分が活躍できるかどうかという点です。
人材を募集している企業としては、自社で活躍している姿を明確に思い描ける人を採用したいものです。
実際に、転職面接では「どのように会社に貢献できるか」を質問されることがよくあります。
この質問はまさに、応募者のキャリアや経験が自社でどのように活かされるかを確認し、自社に必要な人材であるかを確かめるためのものです。
転職の内定を勝ち取るためには、面接や応募書類で、自分がいかに活躍できるかを説明することが鍵となるということです。
また、転職先での業務に自分の経験やスキルが活かせない場合、やりがいを感じられず、再度転職してしまう方が多いです。
ですので、自分が活躍できるかどうかという点は、転職を成功させるためにも、転職後の自分のためにも確認する必要があるのです。
では、「転職先の企業で自分が活躍できるかどうか」を確認するためには企業担当者にどのような質問をすればいいのでしょうか。
採用担当者には仕事の内容を詳細に質問する！
「転職先の企業で自分が活躍できるかどうか」は「自分のスキルや経験が転職先の業務に活かせるかどうか」と言い換えることができます。
自分のスキルや経験が転職先の業務に活かせるかどうかを確かめるには、転職先での仕事の内容を詳細に知る必要があります。
例えば営業職ならば、商材はもちろん、顧客の属性や営業スタイル、利用中の顧客管理ツール等、業務にまつわる話は可能な限り詳細に聞きだします。
そうして聞き出した内容から、「無形商材を中心に扱っている」「顧客の規模が近い」「メールマーケティングに力を入れている」など、現職との共通点を探し出し、自分の知識・経験・スキルが活かせる部分を見つけるのです。
これは、未経験の業種・業界への転職でも同じです。
現職のスキルを直接活かせる場合でなくても、「取引先の業界が同じ」というような関連があれば、その業界知識は転職後に有利に働くでしょう。
ですので、その後に内定を獲得するために、転職フェアで採用担当者にするべき質問は「詳細な業務内容」についてなのです。
